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ｱﾙｽ｢そしてｵﾚらは､救う事に
間に合わなかった…
すまない…｣
ｱﾙｽは膝に手を置き頭を下げた｡
ﾗｸﾞ達も膝に手を置き頭を
下げた｡
ﾅﾃｨは涙を流し､
ﾅﾃｨ｢頭を上げて下さい…掟の事は
聞いていましたから､覚悟は
出来ていました､もしかして､
その脚､ｸﾗｳﾄﾞさんに…｣
ｱﾙｽ｢…馬鹿言うな､心配する相手
が違うぞ､ｼﾄﾞの命に比べりゃ
いちゃぁ(痛い)もんか｣
― ｶﾞﾀｯ!
ﾅﾃｨは立ち上がり､
ﾅﾃｨ｢すみません!私の所為で!｣
ｱﾙｽ｢!…
やめてくれよ､脚の代償は
取ったからよ｣
ｸﾚｲｵ｢もしかして…｣
ﾅﾃｨ｢仇を…あり…がと…ご…｣
ﾅﾃｨは泣き崩れ屈み込んだ｡
ｱﾙｽ｢おい､ｵﾚらはｵﾚらの為に叛旗
を翻したんだ…｣
ﾅﾃｨ｢…はい｣
ｸﾚｲｵ｢それって､謀叛?ｸﾗｳﾄﾞ･ﾌﾞﾙｰ
の首を取ったの?｣
ｱﾙｽ｢…何だ､あんた｣
ｸﾚｲｵはｱﾙｽに寄る｡
ﾖｳｷ｢あ…こらこら｣
ｶｲﾝ｢この女…｣
ﾗｸﾞ｢あ…あぁ､んーと｣
ｴｲｼﾞ｢ﾎｰﾘｰ･ｼﾞｬｯｸとｼﾝｸ･ｽﾄﾚｲの
喧嘩を割った女だな｣
ｱﾙｽ｢おぉそう言やぁ｣
ｸﾚｲｵ｢兄さんはﾎﾟｾｲﾄﾞﾝ･ﾌﾞﾙｰの
船長になったの?｣
ｱﾙｽ｢名を名乗れ｣
ｸﾚｲｵ｢ｸﾚｲｵ･ﾊﾟﾄﾗｯｸｽよ､兄さんは?｣
ｱﾙｽ｢ｱﾙｽ･ｴｨﾇ､旗は変えた､
海賊ﾊﾟｰﾙ･ｼｬｰｸだ｣
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