anecdote

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― 約5年後、 106年 春。 海の世界では、シャワー・ラッシュとされる 大海賊時代、海賊戦乱の世が 訪れ、陸にもその波飛沫を浴びる 地も少なくはなかった。 ― イプダ、ギャンブルの盛んな酒場、 そこには鎌鼬Group-Cの姿が あった。 ヨウキ「それにしてもこの5年で   時勢が変わったわね」 クレイオ「そうね、熱い名が多くていい   わね」 ルーヴ「官長、最新の報です」 クレイオ「何々?」 クレイオは趣味で、色々な地へ着く なり、ルーヴに手練れに関する報集 をさせる様になっていた。 ルーヴ「アイス・イコウが」 クレイオ「アイス・イコウが!?」 ルーヴ「ホーリー・ジャックと仕合って」 クレイオ「仕合って!?勿体振らないで   早く言いなさいよ」 ルーヴ「いや普通に話してますから   黙って最後まで聞いて頂けれ   ば…」 ヨウキ「ルーヴの言う通りよ」 クレイオ「あ、ああ…そうね、で?」 ルーヴ「ホーリー・ジャックの圧勝だった   そうです」 ヨウキ「圧勝…ね…連戦練磨のアイスが」 クレイオ「負けたの…あのアイスが、3敗」 ルーヴ「もう三大剣豪と謳われ始め   てます」 ヨウキ「ホーリー・ジャック、シンク・ストレイ、   加えてルイ・ナポレオンね」 ルーヴ「ええ」 クレイオ「この3人はやらせちゃ駄目   ね」 ヨウキ「弟子をとらせて手練れを   増やせって?」 クレイオ「当たり!」 ヨウキ「何を言ってるの、鎌鼬も   うかうかしてられなくなる   って事でしょ?」
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