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― 翌日、辰正の刻。
O.K.コラルには多くの観衆が、
その仕合、又は三大剣豪の1人、
シンク・ストレイ見たさに、集まっていた。
クレイオ「しかし凄いねぇ、鎌鼬の
名が轟いちゃうと困るなぁ」
ヨウキ「黙ってれば何も轟かないよ」
ルーヴ「轟いちゃうかも…」
ヨウキ「あんた最近、似てきたんじゃ
ないの?」
ルーヴ「…」
ヨウキ「何しろ剣士と海賊が多い事」
クレイオ「そうね、あ、もしかしてあれ、
四柱神?」
ルーヴ「アイス・イコウまでいる…」
ヨウキ「距離がおかしいわね」
ルーヴ「この報が出回ったのは、
イプダが最後という事になり
ますね」
クレイオ「昨日の兄さんが言ってた
宿の客もこれを見にやって
来たって事ね」
ヨウキ「遠方来た中には何か企む輩も
居るかも知れないわね」
クレイオ「ドキドキしてきた」
ルーヴ「ドキドキしてきた」
ヨウキ「ルーヴも同類ね」
ルーヴ「…」
―「あ!あれレーク・ショートじゃねぇか」
クレイオ「え!?」
ルーヴ「え!?」
ヨウキ「何そのハモり…」
ヨウキは呆れ顔でルーヴを見る。
クレイオ「うーん、思ったより好みじゃ
な…」
ルーヴ「レーク様…」
クレイオ「様!?」
ヨウキ「様!?」
ルーヴ「ハッ!…
聞こえてしまいました?」
クレイオ「ルーヴ、好みなのね、にしても」
ヨウキ「様はないわよね、病気だ」
ルーヴ「…病名は、何ですか?」
ヨウキ「やばいよこの人…」
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