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ホーリーはナティをそっと放す、そして
その剣を薙ぎ、シドを狙う、シドはすぐ後
ろへ退がるが、腕に深めの傷を負う。
シド「こいつ…速ぁ…
そんないい腕持って、何故卑怯な真似
しやがる」
ナティがシドに駆け寄る、
ナティ「大丈夫ですか?早く手当てしないと…」
ホーリー「女助けて怪我して、況して海賊
ときてる、嘸(さぞ)やモテるんだろ
うなぁ」
シド「おみゃぁ(お前)…そうとうグレて
んな」
ホーリー「さぁ本題だ!!」
ホーリーは振り返り様トティに斬り掛か
る。
クレイオ「なんて汚い奴…」
- キイィィン!!
ホーリー「…何だ?」
シンク「あなたが剣鬼ホーリー・ジャック
…私はシンク・ストレイと言います」
クレイオ「凄い、ホーリー・ジャックとシ
ンク・ストレイだって…」
ホーリー「これはこれはまた名高い、で?
そのシンク・ストレイがオレに何の用
かな?」
シンク「相手なら私がしよう、ですが中で
は良くない、外へ出ましょう」
ヨウキ「VSになっちゃったね」
クレイオ「見に行こう」
トティ「…」
クラウド「見に行くぞ」
-
ナティ「これは深い…大丈夫ですか?奥へ
来て下さい、手当てをします」
シド「すまにゃぁ、海賊が女に手当てして
もらうなんてまったく情けにゃぁな」
ナティ「何を仰(おっしゃ)います、海賊
でも山賊でも、怪我人は怪我人です」
シド「…そうだな、じゃあ、頼むよ」
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