anecdote

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クラウド「互角…だな」 クレイオ「これじゃ決着付かないわね」 ヨウキ「またやってみたいなんて   言うんじゃないでしょうね」 クレイオ「へへ、言わないよ」 シンク「流石は名に違わぬ腕…   過去剣を交えた中でも、   恐らくは屈指の剣豪…」 ホーリー「嬉しいねぇ…   彼のシンク・ストレイの口からそんな   言葉が聞けるとはな、   しかし…あれを躱しも   止めもしねぇで薙いでくる   とは…」 クレイオがそこへ近寄る、 ―「何だあの姉ちゃん」 ―「何だ何だ、いいトコじゃねぇか」 ヨウキ「ハァ…ったく…」 ホーリー「何だお前は、女の出る幕   じゃねぇ」 クレイオ「この勝負、止めたいんだけど   駄目?」 ―「おいおい何言ってんだ」 ホーリー「自分が何言ってるのか   分かってるのか」 シンク「あなた、酒場にいましたね」 クレイオ「全部見てたよ」 クラウド「…」 シンク「理由は?」 クレイオ「んー、ほら、強い男が   減るのは惜しいじゃんね」 ホーリー「こいつ正気か」 クレイオ「正気よ、失礼ね」 ホーリー「あ、何だ、オレのファンか、早く   言えよな」 シンク「はぁ…良いでしょう、   冷めてしまいましたね」 ホーリー「仕方ねぇな」 クレイオ「…」 ヨウキ「ホーリー・ジャックがまともなのは   剣の腕だけね…」
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