anecdote

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数カ月後― ジパングの酒場。 アルス「あれ?ありゃあの時の」 シド「…」 ラグ「行って来いよ、オレらは   黙っとくからよ」 アルス「船長が立つまでにゃ帰って   来いよ」 シド「わりぃな」 ― アルス「おい、あいつはまだか」 カイン「そろそろ出る頃だら」 ラグ「来たぞ」 シド「わりぃ」 アルス「もっと余裕見て来いよな」 シド「わりぃ、別れを惜しんでてよ」 ラグ「ま、わからなくはにゃぁがな」 シド「だら?」 クラウド「野郎ども行くぞ」 ラグ「あぶにゃぁ…もうちょい   だったな」 シド「だな」 ― 出航後 クラウド「ちょっとシドの様子が   おかしかったな」 ワィン「ああ、オレも思った」 セシオ「ジパングの女ッスか」 ワィン「恐らくな、さぁて、   どうすっか、なぁ、船長」 クラウド「…まさかなぁ、あいつが   なぁ…仕方にゃぁな」 ワィン「見にゃぁ振りか?」 クラウド「…呼べや」 セシオ「ヘイ」 ― セシオ「船長、連れて来たッス」 シド「ヘイ…」 クラウド「1つ聞きちゃぁ事がある、   陵の女と関係もっちゃぁ   いけにゃぁ、それがこの   ポセイドン・ブルーの掟よなぁ、   シドよ」 シド「…ヘイ」 クラウド「知ってるよなぁ」 シド「…ヘイ」 クラウド「お前はこの掟を破った   覚えはあるか?」
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