第十六章

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自分から出ていけと言ったのに… 胸糞わりぃ ほのかに茶菓子の香りだけ残してきやがって 脳裏にさっきの琴のはにかんだ笑顔が映る 「チッ…島原でも行くか…」 別に俺は乗り気ぢゃ無かったがこうでもしないとダメな気がした。 形にならない溜め息をつき 土方 「だせえな…副長ともある俺が…」 照れた顔を隠しながら屋敷を後にした。
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