悪徳の華

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† ある主人の元で咲いた華は、主人の色に染まっていくのです。 嗚呼、ご主人様。 貴女はこの世で一番美しい。 華は、誰にも悟られる事なく、想うのでした。 この世の濁りを見ても、問うても何か分からぬ正義を見ようとも。 主人を信じて疑うことはありません。 今までも、そして、これからも、きっと。 華は、静かに今日も主人を感じるのでした。 †
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