“伝説”の娘

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  「あったあった。はい、これだよ」  店の奥から戻ってきた依頼人は、レポート用紙サイズの紙を持っていた。一夜はそれを受け取る。  そしてそれを無言で読み始めた。 「……なるほど」  一夜は一人納得した。 「何かわかったんですか?」  玲奈が一夜に聞く。 「ああ、だいたい検討は着いた」 「え!? じ、じゃあ、犯人がわかったんですか!?」 「……断言は出来ないが、そんなところだ」  一夜は淡々といった。 「本当かい!? 一体どんな奴なんだい? 早く教えとくれよ!」  依頼人は期待を込めて解答をせかす。 「……俺の予想でいえば……  人間ではない、小心者のこどもだ」  
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