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……………………。
「……へ?」
玲奈はまた首を傾げた。
「あのー、どういう事なんだい?」
依頼人も理解できず、一夜に尋ねる。
「……こいつをよく見ろ」
一夜は持っていたチェックリストを見せるように向けた。
「微妙な違いでわかりづらいが、表の数値を比べると一番被害が大きいのは肉屋、魚屋、などの肉類だ。だがパンや野菜なども減っている事から、犯人は完全な肉食ではなく、“肉好きの雑食”と検討が着く。……まあこれはあまり関係ないがな。問題は盗まれた“量”だ」
「量?」
「この量は調度、10~12歳の女子の一日の平均摂取量に値する。この事から、犯人はこどもであると判断した」
「でも、食べる量っていうのは人それぞれじゃないですか。もしかしたら少食の大人なのかもしれませんし……」
「……かもな。だから、あくまで予想だ」
「なるほどね……。しかしあんた物知りだね」
依頼人は正直に感心していた。
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