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「ふ、ふざけるなァァァッ!! おい、お前たち!!」
「ハッ!!」
男の掛け声に答えるように、後ろの男達が突入してきた。完全な戦闘体制だ。
「わたくしにお任せです~♪」
ヨミが前に出てきて、持っていたロッドを構えた。
「“サイクロ・カノン”!!」
ゴオォォォォォォォォォォッ
「「「グワアァァァァァァァァッ!!」」」
竜巻が波動砲のように放たれ、突っ込んできた男どもを巻き込んでいく。
ドォォォンッ
男共は壁にたたき付けられ、気絶した。
しかし、その間に逃げたのか、リーダーらしき男の姿は既になかった。
「あらら、逃げられちゃいましたね」
「深追いは禁物だ。玲奈もこちら側にいる。目的は果たしたから、さっきの場所から……、!」
カンナが先程突入した場所から出ようと考えていると、そこからは既に別の敵が入ってきていた。脱出できる要素はない。
「くそ、無理か!!」
「……調度いいじゃねえか。逃げられねえなら、こっちからケンカ売ってやろうぜ。ついでにあいつも潰す……」
一夜が何気に恐ろしいことを言い出した。
「……よし、わかった! 玲奈、暫くの辛抱だ!」
「は、はい……!」
「後ろは任せて下さーい♪」
了承を得て、四人は突撃の意を決した。
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