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そう思った時だ。
アノ音が聞こえた。
ブゥ・ブッ・ブゥ・・
どこから、聞こえる?
そう思っていると・・・
天井の換気扇から、霧の様なモヤが、流れ込んで来た。
風呂場の中が、霧で覆われて来る。
私は、異常な気配の中、思わず立ち上がって、風呂場の窓を開けた。
だんだん、風呂場の中が晴れて来る。
チョット、酔っ払ったかな。
そう思った瞬間!
私の、目の前に有る鏡に、黄色い顔が、写っている。
そう、私のすぐ後ろだ。
耳元で、アノ音がした。
私は、肩や腕を掴まれる感じがするのと同時に、それを振り払い、風呂場を飛び出した。
何故?
何で、アイツが、家に!
私は、自分の部屋に逃げ込んだ。
ドアをロックする。
ガリガリ、ガタガタ、ガタガタ・・・
ドアの向こうに、アイツが居る。
今にも、ドアを開けて、入って来そうな勢いだ。
ガタン・・・
静かになった・・・
どうしたんだ・・・⁉
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