温泉旅行

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私達二人は、思い切って、ドアを開け、部屋を飛び出した。 痛ッ‼ 私は、思わず、コケた‼ 周りを、見回す。 ココは、何処だ! 霧が立ち込めて、良く見えない。 友人の姿も、見えない。 私の手に岩の様な、手触りが・・・ 何処からか、鼻歌が水の落ちる音に混じって、微かに聞こえて来る。 霧の向こうに、見覚えの有るアノ姿が‼ まさか・・・ 何故だ・・・此処は・・・もしかして・・・ 私は、混乱する頭を、必死で整理しようと考えた。 すると・・霧の向こうの姿が、こちらへ向かって、近づいて来る・・鼻歌を歌いながら・・・ 私は、自分の身体から、血の気が引いて行くのが解った。 身体が動かない・・・
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