綿飴

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  私は綿飴 誰かに落っことされて汚れた綿飴 落ちた綿飴は美味しそうじゃないから 「もういらない」 っていわれて捨てられた 汚れた綿飴を拾ってくれる人 そんな人いないって分かってる でも、どこかで 来てくれることを夢見てる 拾われるのを待っていた 色んな人が私を見ない 汚れてるから 美味しそうじゃないから 誰も見向きもしないんだ そう思ってた でも、ちゃんと拾われた 誰かがぽんぽんゴミを掃らって 「美味しそうだ」 っていってくれた ねぇ、こんな汚れた綿飴でも あなたが拾ってくれるなら 私は溶けずに残って あなたの手の中で ゆっくり眠るよ…  
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