神様どうぞファッキンブルース

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   先ほどから思ってる疑問を口にする。  俺達の関係は、腹を割った話ができる関係だ。  腹に何かを溜めてはいけない関係だ。 「なんでさっきからお前達は楽しそうなんだ?」  俺の言葉に二人して、う~ん、と唸りだした。 「これってさ、いつもオマエが言ってるロックンロールみたいじゃないか」 「逆に、なんでぇ楽しくないのかがぁわかんない」  彼と彼女は、二人してミラー越しにこちらを覗いている。  俺が言ってるロックンロール? 「そんじょそこらで起こってる出来事なんか目じゃないくらいのとっびきりの事件」 「それを何気ない態度でぇ立ち向かうのがぁロックンロールだぁ!、って酔っぱらったら絶対言うもんねぇ」  酔っぱらって言った言葉になんか責任持つか!  と、言ってやりたかったが正直シラフの時にも言ってるので責任は持たなければいけないようだ。 「くそ!! んじゃ、ロックンロールだ!」 「イェェ、ロックンロール!」 「イェェ、ロックンロールぅ!」  ロックンロールはヤケクソって意味じゃないんだが。  こうなりゃ転がる石の様になすがまま楽しむしかない。
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