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「ゆう?」
「おーい。もどってこ~い」
気がつくと篤が私の顔の前で手を上下させていた
「あ、ごめん」
私は考え込んでいるうちに、自分の世界に入っていたみたい
「まだちゃんと決まってないんだけど、テニス部か帰宅部のどっちかかな。梨華は?」
梨華は私と違って考える様子もなく、すぐに返事が返ってきた
「私はマネージャーを考えてるんだけど…どうかな?」
マネージャーか…
梨華は(私と違って)しっかりしてるし、よく気がつくしピッタリだと思った
「いいじゃん!やりなよ」
「梨華の性格上マネージャー合うんじゃね?」
私と篤の言葉でパァーと梨華の顔が明るくなる
「2人共ありがと!あのさ…ゆうも一緒にやらない?」
「え!?」
「今のところ考えてるのは野球部かサッカー部のマネージャーなんだけどやろーよ」
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