腐れ縁

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 教室に入ると……いた。  アホ、バカ、マヌケ、ヘタレ…悪い単語すべての代名詞が似合いそうな奴が……。 「よっ!神崎。オッハヨ!」  本人は爽やかにアイサツをしたようだったが、神崎はムシした。 「ってムシすんなよ!」  なんかキレてきた。 「…そりゃあ、朝からチャック全開の知らない奴が声かけてきたらムシするだろ?」  神崎の言葉に、男子生徒は慌てて自分の股間を確認した。 「えっ! マジかよ!? うわぁ~、俺メチャクチャ恥ずかしいじゃん……。さっきこの状態でナンパしてたのかよ…。  …つーか、バリバリ知り合いだろうが! 俺らは!」  異様にテンションが高い。 「存じません。」 「オレノアツカイヒドイヨ!?」  なんでカタコト何だろう…?
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