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 担任が来て、ホームルームが始まった。 (つーか、担任若いな…。)  神崎より10歳位年上、という見かけ。  それに、若くて綺麗だ。女教師らしく、スーツを着て、眼鏡をしている。  髪は肩より少し下の辺りまで伸びている。  背は161㎝らしい(後の変態調べ)。  そんなタラシの変態が質問を開始した。 「先生! スリーサイズはいくつですか!?」  しかもなんか必死なのが見て取れる。  だいたい、そんなん聞くか? 普通…。 「上から85、58、76です。」  担任あっさり答えた!?  いや、そこは普通流すとか、困るとかだろ!?  しかも今ので男子がどよめいている。 「マジかよ!?」 「な、なんてナイスバディーなんだ!」 「ウッヒョ~!揉みて~!」  最後の奴自重しろ。  …あっ、変態だった…。  アイツなら言うな…。  その後調子に乗った男子は、 「彼氏居ますか?」(変態)  とか、 「好きなタイプは?」(変態)  とかバカなことを聞き出したが、担任は… 「居ません。」 「男らしい人です。」 と、丁寧に答えていた。
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