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(土方にでも会えば暑さなんて吹っ飛ぶのになぁー…なんて(笑))
すると、土方の幻影が銀時の目に飛び込んできた。
「おー、リアルタイムで幻が見えちゃってるよー。」
その幻影は何かを喋っているようだったが銀時の耳まで届いていなかった。
「土方、可愛いなぁー。思いが強いと幻が…」
ドカッ!!!!!
「あ"だッ!!!!」
土方の拳が一発。
銀時の頭にヒットした。
「誰が幻だ。ったく…人が話してるっつーのに…。」
「…~~ッ…確かにこの痛みは…」
頭を抑えながら起き上がり横で煙草を吸っている土方を見た。
「土方くんはなんでこんなところに居るの?…お仕事は?」
「あ?…見回りだよ。そしたら、お前がくたばってんのが見えたから…」
「心配してくれたんだ?」
ドカッ!!!
無言の威圧とともに土方の拳によって頭の痛みが増した。
「…~~ッ」
「お前がくたばってんなら住民の迷惑だと思って確かめに近寄ったんだよ。」
「そうですよね。」
頭がまだ痛いのか少し気にしながら頭を擦り、
「……土方くんさぁ。ちょうどいいタイミングで居るし、ちょっと付き合って?」
「はぁ?何…」
銀時は土方の手を取り、勢いよく立ち上がった。
意味がわからず、銀時の手を払おうとした瞬間、銀時は土方の頭を素早く寄せ、軽くキスをした。
土方は顔を赤らめ何も言えないまま、下を向き、
「…ッ////」
「ちょっとだけ…」
銀時はニッコリ笑うと、ゆっくり土方の手を引いた。
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