隊服―浅葱色のダンダラ―

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「でも、誰がこの隊服を…?」 千秋はふと思った疑問を口にする。 「あぁ、それはですねぇ…」 沖田が答えようとすると、違う人の言葉が遮った。 「芹沢だ」 「あ、土方に近藤さん」 土方と近藤がやって来る。 「おい、てめっ呼び捨てにするなって言ってんだろ」 「近藤さーん!!」 沖田が近藤に抱き着いた。 「そ、総司!?どうした、いきなり!?」 いきなりの沖田の行動に皆が驚く。 「だって近藤さん、最近出番が少ないんですもん…」 「それは作者に…」 泣きじゃくる沖田と宥める近藤…っておい、何時からこの小説はこんなになった? 「作者!もっと近藤さんを出してください!」 いや、そう言われてもね?近藤さん、動かしにくいから… 「あれ?近藤さんと土方の隊服は色違いですか?」 無視ですか?千秋ちゃん… 「だって、話が進まないじゃないですか。てか、ちゃん付けしないでください。ウザイ、キモい、消えろ」 …………(泣)ナレーターに戻ります。 近藤と土方が着ている隊服は普通の隊士達と違って白がベースだった。 「あぁ、局長と副長は違う色にしたらしい」 ふ~ん、と千秋は既に興味が失せたように言う。
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