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「柿村、気分はどうだ?」
「芹沢さん…」
芹沢が沖田と千秋の部屋を訪ねてきた。
「すこぶる絶好調ですよ。心配をかけました」
笑顔で答えるが、沖田には無理して笑っているように見えた。
「あまり無理するなよ。…まだ腕の怪我は完治してないんだからな」
「えー?もうほぼ治ったような物ですよ?痛みだって無いし…大袈裟ですよ」
千秋は笑いながら腕をひらひら振る。
「あぁ、振らないでください💦見てるこっちが冷や冷やする…」
慌てて沖田が止める。
「そういえば、何か情報は掴みましたか?」
千秋を大人しくさせた沖田は芹沢に今日の収穫を聞く。
千秋も気になったのか、芹沢に目を向ける。
「…後で斎藤にでも聞いてくれ」
そう言った後、芹沢は部屋を出て行った。
その変わり、斎藤が入る。
「あ…斎藤先生…」」
斎藤は千秋と沖田の近くに座る。
「芹沢さんは教えてくれなかったけど…何か掴めたんですか?」
「…やはり、芹沢さんの口からは言えなかったか」
沖田と千秋の頭にハテナが浮かぶ。
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