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「久々の屯所ですねぇ」
「…そうだな」
「さ~て…久々に土方さんで遊べますねぇ」
「沖田先生…どう遊びますか?」
「……」
「五月蝿いぞ!お前ら!」
千秋と沖田は芹沢に怒られてしまった。
今、千秋達は屯所に帰る途中だ。
大阪の強請の件は無事に片付いたらしい。
やっていたのは長州だったが、それでも格下の奴らだった。
あまり大きな収穫はなかった。
―それでも…兄上に会ったから…私にとってこの大阪での出来事は大きな収穫だな…
しばらく歩いていると屯所が見えてきた。
「あ!見えてきましたよ!屯所が!」
屯所には何故かお馴染み三馬鹿の原田、藤堂、永倉がいた。
「みんな!お帰りー!」
「土産は持ってきただろーなぁ!」
「おい、誰か土方副長に報告して来い」
上から順に藤堂、原田、永倉である。
「…変わってませんねぇ…特に原田さんは…」
「確かに…」
斎藤は無言で頷いた。
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