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大阪出張から十日…壬生浪士組ではあるイベントが行われていた…。
「はぁ…はぁ…
どうしてこんな事に…」
それは約半刻前...
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近藤の部屋に集められた試衛館メンバーと斎藤と千秋、そして珍しく新見と芹沢もいた。
千秋はヒソヒソと話している原田と藤堂、永倉に目を向ける。
「いきなり集めて何やろうってんだぁ?」
「しかも芹沢局長までいるし…」
「さぁな…」
―大事な会議だったら私は呼ばれないだろうし…何が起きるのかな…
「斎藤さんは何があるか知ってますか?」
「知らん」
沖田は斎藤と話している。
斎藤は適当に受け流しているのだが…。
―ガラガラ…
障子が開き、近藤と土方が入ってくる。
「遅れてすまないね
みんな集まったかい?」
「遅いぜ近藤さん!」
「もう集まってるぞ」
近藤は笑いながら座った。
土方は不機嫌なのか無言でいる。
「さて…今日みんなに集まって貰ったのは…毎年恒例のアレをやるからだ!」
「もうそんな時期ですか!」
「腕がなるぜぇ!」
周囲はザワザワと話しているが、千秋は意味が分からず頭にハテナが浮かんでは消えを繰り返していた。
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