土方vs沖田vs千秋!!京の街中でサバイバル!?

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「あの…沖田先生?」 「え?…あぁ…千秋さんは知らなかったですね」 沖田は千秋に説明する。 「壬生浪士組では毎年この時期に大会を催すんです 優勝者には褒美があるんですよ」 …大会の内容と褒美は毎年違うらしい…。 ―めんどくさい大会だな… 欲があまりない千秋は傍観者になろうかと思ったが、 「ちなみに隊士は強制参加です」 と、笑顔で言われてしまった。 「…はぃ…」 ここで土方が説明する。 「…今回の褒美は…"なんでも"だ」 「…それってつまり…」 「望むものを一つ叶えてやるって事だ 出来る範囲でな」 ―ワアアァァ! ―五月蝿い… 周囲が歓声を上げた。 「静かにしろ!今からやり方を説明する まず、今回やるのは鬼ごっこもどきだ…ただし逃げるのは一人 そいつを捕まえた奴が優勝だ」 土方がこっちをチラッと見た。 ―…嫌な予感… 「逃げるのは…柿村…お前だ」 「…やっぱり…なんで僕が…」 「お前が逃げるのに適任なんだって…芹沢さんが言ってた」 千秋が芹沢を見ると『せいぜい頑張れ』と目で語っていた。 ―あのクソタヌキ…余計な真似を…
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