土方vs沖田vs千秋!!京の街中でサバイバル!?

5/14
前へ
/205ページ
次へ
そして冒頭に戻る。 「はぁ…めんどくさ…」 今、千秋は空き家で一休みしている。 逃げてからだいぶ時間は経った。 そろそろ隊士達が動き出すだろう。 ―にしても… 「助っ人って誰だろ…」 「俺や」 「なるべく役に立つ人がいいな…」 「だから俺や言うとるやろ」 「山崎さんは…」 「おい、本人ここにおる つか目の前でため息つくな」 「………」 「なんか言えや!!」 そこで千秋は隣にいつの間にかいた人物…山崎を見る。 「山崎さんいたんですか?」 「…泣いていい?」 「助っ人が山崎さんなんて…心強いです」 「嘘つけ」 山崎はため息をつく。 ―こいつに何言っても無駄やな… 「…そろそろここも安全じゃなくなりますね」 耳を澄ますと足音が聞こえてきた。 「…見てこよか?」 「お願いします」 山崎が外を見に行った。 ―多分ただの平隊士…副長助勤なら三馬鹿以外は気配を消して行動するはず…私には意味ないけど… 「平隊士達やった…どうする?」 「気配消せば素通りするでしょう」 一瞬で気配を消す千秋と山崎。 「どこにいると思う?」 「あっちじゃね?」 「よし、行こう!」 千秋の言う通り、複数の隊士達の足音は遠ざかって行った。
/205ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3777人が本棚に入れています
本棚に追加