梅の花

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「そうですか」 ほっとしたような顔をする沖田。 「ま、それに… 今は放って置いても大丈夫でしょう」 千秋はお茶を煎れながら言う。 「確かにそうですね 千秋さんが芹沢先生の小姓になってから大人しいですし」 「ええ、まぁ そう躾てますから」 「そ…そうですか…」 にっこり笑う千秋に引き攣った笑顔を見せる。 「さて、お茶も用意出来ましたし いきましょうか」 「そうですね 千秋さん、持ちましょうか?」 「あ、じゃあ半分持ってください」 お盆を二つ用意し、お茶の入った湯呑みを二つずつ乗せる。 そして二人は芹沢の部屋に向かい、梅のおはぎをたくさん食べた。 千秋は夕飯が食べられなくなったが、沖田はおはぎを千秋の倍食べた上に、夕飯をいつもの量を食べた…。
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