予兆

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ふぅ、やれやれ…ようやく撒けましたかね? ども、山崎さんに続き柿村千秋です。 最近作者が別の小説書くのにハマってしまい、古参の小説がまったく更新されないという事態に陥ってますね。 しかも強制非公開にされてるし。 ぷっ…いい気味です。 さてさて、山崎さんも追って来ないようだし…芹沢局長の所へ行きますか。 千秋は心の中で呟くと、路地裏に入る。 しばらくすると、一人の少年が出て来た。 町娘という変装から男装に戻った千秋でる。 「…行きますか」 今日の芹沢の行動は把握してある。 だてに小姓をしていない。 芹沢は…。 「たしか、お寺ですかね」 そう呟くと、周りを見渡す。 町人が歩いていたり、浪人が刀を見ていたりしている。 その中になんとなく気配を感じた。 (…山崎さんですね さすがは優秀な監察 見付かるのも時間の問題…) 数分後、千秋が居た所には誰もいなかった。 まるで最初からいなかったようだ。 そこに山崎がようやく登場する。 「…くそっ逃げられたか さっきまで居たはずやのに………?」 山崎は視線を感じて周りを見渡す。 見ると、そこらへんの町人達がひそひそやりながら山崎を見ていた。 (…なんや?) そこへ一人の浪人が近寄って来た。
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