3777人が本棚に入れています
本棚に追加
「女の子が刀も持たずにですか?」
少し間があったが、気付かないふりをして沖田はさらに尋ねる。
「刀を持つのは嫌いなんです。人を殺したくなくて…」
千秋は愛想笑いを浮かべながら言う。
「それより総司さん、此処の餡蜜おいしいですよ?食べないなら私がもらっちゃいます♪」
千秋が沖田の餡蜜に手を伸ばしてきたので、
「だめですよ!
私がちゃんと食べますから」
慌てて、餡蜜を死守する。千秋と沖田は顔を見合わせて、笑いあった。
最初のコメントを投稿しよう!