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千秋は土方の部屋の前に立つと、
―スパァン!
襖を思い切り開けて、
「何の用ですか?土方コノヤロー」
と言って、部屋に入る。
「…柿村ぁ、それが上司に対しての態度か!」
いつのように土方は怒鳴る。
千秋は部屋を見て、首を傾げる。
「あ、千秋さん♪」
―何で総司さんと近藤局長が?…それに初めて見る人だ
部屋には沖田と近藤と、知らない人がいた。
「…ったく!遅いじゃねぇか!さっそく本題だが…」
土方が本題に入ろうとした時、
「ちょっと待ってください。なんで悪戯ごときに局長と沖田先生にまで怒られなきゃいけないんですか?それと、こちらは誰ですか?」
千秋が知らない人を見て言う。
「あぁ?知らないのか?この人は副長の山南さんだ」
「初めまして、柿村君だったかな?私は副長の山南敬助だ」
「初めまして、柿村千秋です。…副長って二人もいたんですか」
千秋は自己紹介をしてから近藤を見て言う。
「あぁ言ってなかったか。副長だけじゃなく局長ももう一人居る。芹沢局長だよ」
近藤が優しく教えてくれる。
「芹沢…局長…?」
「それよりも、本題はどうするんですか?」
沖田が思い出したように言う。
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