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何時も通りの朝。千秋が必殺技を決め、隊士達がびっくりして起き、土方がキレる。
しかし、その後に千秋と藤堂は珍しく台所に行く。
「いつも思うんですけど、料理は誰が作ってるのでしょう?」
「…てゆーか、なんで俺を連れ出すの?」
藤堂は眠そうに目を擦りながら言う。
「たまたま、近くにいたのが藤堂先生だったからです」
千秋がそう言ってる間に台所に着く。
「…料理は女中の人達が作ってるんだ」
藤堂が説明をしだす。
「他にも、掃除、洗濯…色々、家事全般は女中さん達だよ」
千秋はふーんと素っ気なく返す。
「…もういい?行って」
「ダメです」
千秋は笑顔で即答する。黒いオーラが出てるのは気のせいだろう。
「…ははは…」
藤堂が乾いた笑いをする。すると、一人の女中が近付いて来る。
「あの…どうかしましたか…?」
千秋はその女中を見る。
―うわぁ。綺麗…
千秋の感想だ。おとしやかそうな女性で、一応、女である自分まで顔が少し赤くなる。
「…あの…?」
視線が気になったのか、控えめに千秋を見る。
「あ…すいません
あまりに綺麗な方なので…」
すると、女中は顔を赤らめる。千秋は素で言ってる。天然タラシというのはこういうことだ。
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