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「はぁ!?なんで俺まで「いいから来てください」…ちょっ…!」
千秋は山崎の手を引いて歩きだす。
―沖田さんに殺されそうやな
山崎は諦めて、されるがままに歩きだす。
土方の部屋の中には沖田と土方がいた。
いきなり襖が倒れた。
「トッシーーーー!!!!!」
「誰がトッシーだ!土方副長とよべぇ!!つーか、襖、どーしてくれんのぉ!?」
「あ、千秋さん♪」
「沖田先生もいたんですか♪」
沖田が立ち上がり、千秋の側に行こうとした。
「あ…沖田さんやないですか…」
「…山崎さん…?」
沖田は千秋と一緒に来た山崎を見て、固まる。
―何で山崎さんが千秋さんと一緒に…?
―あ~…沖田さんから黒いオーラが…
「沖田先生?どうかしましたか?」
千秋が山崎に救いの船をだす。(本人無自覚)
「い、いえ…どうして山崎さんと一緒なんですか?」
「それですよ!土方さん、まだ監視を続けるつもりですか?」
千秋が土方を見る。それで沖田は納得したらしい。
「チッ…気付かれたか…」
「土方さん…?」
千秋は笑顔で刀を抜く。
「一辺、死んでみます?」
「待て!俺が悪かった!」
土方が青ざめる。
「…まぁ、いいでしょう。晴れるまで勝手に監視を続けてください」
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