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あれから、龍虎はベッドに大人しく戻った。
龍虎が目が覚めたときは、次の日だった。
目を覚ますと、カタパとテケキがタバコを吸いながら喋っていた。
ここは禁煙ですよ…。
「おぉ゛目が覚めたんだね龍虎ちゃん。
あれから、ほとんどの選手がねぇ゛インターハイに行ったんだお゛~」
テケキのタバコ臭い息が龍虎の鼻を刺激する。
「あのねぇ龍虎
これから、どうしようか迷っているんだよ。
龍虎をインターハイに出場させるか、棄権するかをね。
龍虎…お前はどうしたい?」
カタパとテケキの鋭い目が龍虎に集中する。
「やっぱりインターハイは、どうしても行きたいです。
自分の夢でしたから!!」
「そうか…ぢゃ今から家に帰るぞ」
カタパが真剣に言った。
「今から!?」
龍虎が聞き返すと
「今帰らなきゃインターハイには間に合わないだろ!!
あと、五分で支度しろ」
言われるままに龍虎は支度をした。
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