本―君への架け橋―

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大「あの…これ…」 こんなんぢゃなくて 名前言って 名前聞いて カッコよく決めたかったのに… まるでダメだ…。 伊「あ…」 大「ありがと… 面白かったよ…」 俺は彼女の座る場所の 通路を挟んだ場所に座りながら言った。 伊「ドコが…?」 大「へ?」 伊「だから…ドコが面白かったの?」 大「えぇーと… 出会った辺りからかな…?」 伊「最後はハッピーェンドぢゃないのに?」 大「普通はハッピーェンドには終わんないだろ?みんな何かしら苦しくなったり,悲しくなったり…」 伊「死ぬときは誰かが悲しんだりするって事?」 大「だろ?君だって,誰か死んだら苦しいだろ…?だから全員がハッピーェンドなんてない。ケド誰かに死ぬ時にそんな風に思ってもらえる人って幸せなんだろうな…それはハッピーェンドなのかも…」 俺は何を語ってるんだ…💧
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