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巨大な体躯の、赤き鱗の飛竜が現れた。
「よっ!久しぶりだなイスヴァール」
『む。ガイルよ、いきなり何様だ?今はランチの時間ぞ?我は優雅に鶏肉を食しておったのに、急に呼び出すものだから、味わう暇なく丸呑みしてしまったではないか!!』
ガイルが召喚した飛竜・イスヴァールはぷんすか怒りながら言う。
ふと、そんな彼の口元に目がいく。
色鮮やかな赤が、鋭く尖ったキバに付着して……
…………見なかったことにしよう。
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