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僕の名前はラフィスティア・シグ・レグナシア。
レグナシア王国シグ王家の第一王子だ。
容姿を例えるなら、そう、幼い女の子が一度は夢に見る、金髪碧眼の王子様。
しかし顔は、女みたいな名前に似合う、自分でも悲しくなるくらいの女顔。
ん?これじゃあ金髪碧眼のお姫様か。
……………なんか自分で言ってて悲しくなってきた…。
さて、そんな王子な僕が今居る場所はというと……
「…うっわぁ………ボロっ」
剥がれかかった壁、穴が空いた屋根、木で作られた家には苔がびっしり生えている。
思わずそう呟いてしまうほど、廃屋が幾つか立ち並ぶ村に居た。
いや、“元”村に居た。
「……はぁ、しょうがないか」
盛大なため息を吐いて、僕は此処に来るまでの経緯を思い出す。
そう、あれは一時間前のこと……
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