第一章

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「あれー?結衣やっほー!」 「あ、結衣ちゃんおはようですぅ」 ゆっくり後ろに振り向くと、そこには2人の少女がいた。 元気で明るい性格で、ちょっとテンションが高すぎるのが癖。 最初に喋ったのが、結衣の中学からの友達、 松井 加奈(まつい かな)である。 短い髪がよく似合っている。 「ど、どうしたんですか?大丈夫……?」 おっとりとした喋り方をするこの少女の名前は、 伊藤 千春(いとう ちはる)。 1年生の時同じクラスで、頭の良い彼女に結衣はよく勉強を教えてもらっていた。 肌が白く、とてもかわいらしい容姿をしている。 少しウェーブが掛かった長い髪を持つ千春は男子にとても人気がある。
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