第一章

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「とにかく教室入ろうよ!結衣!!」 「そ、そうね……」 2人に連れられて、結衣はようやく教室の中に入って行った。 廊下で大きな声で話をしていたため、中に入ると他の生徒が顔を上げて好奇の目で3人を見る。 2年生になって少しは知り合いがいるものの、まだみんな緊張しているようで、教室の雰囲気は固い。 話している人もまばらだ。 結衣は他に誰か知っている人がいないか探したが、前のクラスの男子が数名いるだけだった。
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