第一章

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……ザワザワ…… 「……ハッ!」 気付いた時には遅かった。 式が終わって教室に戻る生徒達の楽しそうな声が聞こえる。 「やばいっ!どうしようー!いつの間にこんなに時間が経ってたの……」 結衣は遅刻もそうだが忘れ物などもしょっちゅうでどこか抜けている所がある。 「とりあえず急がないとっ!」 まだ靴も履き替えてないと分かった結衣は急いでクラスの下駄箱に行き、生徒達のざわめきの中に消えて行った。
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