日常

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4限目の英Ⅱは沙羅のお得意教科。 沙羅の流暢で綺麗な発音に誰もが魅了された。 昼休みは亜紀と屋上で昼ご飯。 教室で食べていると視線が痛い上に「差し入れ」と称した手作り弁当が舞い込むからである。 それを避けるべく屋上や校舎から少し離れたテニスコート横など人目に付かない場所を選び、所在がバレる前に場所を変えたりもしている。 おかげで一緒に居るだけの亜紀は通りすがりの女生徒や、ほかの女生徒から敵意の目を向けられていた。 そして午後の授業を終え、放課後になると告白隊に捕まる前に2人は職員室へ向かった。
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