流雲

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久し振りに舞い込んできた、別れての仕事 珍しくは無い事だけど…離れる事に慣れてないから…少し感じる寂しさ 手帳を閉じて、溜め息をつけば…背中に感じる温もり 「どうしたんだ?ヤンは?」 コーヒーを飲みながら声を掛ければ…後ろから歓声があがる 「何で分かったの!?わざわざサスムの香水使ったのに!」 納得いかない様に騒ぎ立てるサージャだけど サスムの香水使ったって…サスムの香りはしなかったよ? 温もりだって…サスムとは違う 「目隠しされたって分かるだろ。ヤンとサスム見分けられるだろ?」 サージャに視線を向ければ…当然と言った様に笑ってる それと、同じだろ
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