萎雲

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「いい加減にして貰えませんか?何が目的ですか?」 息をつかせないサスムの言葉が身を裂いていく 俺が…俺達が望む事なんか、一つに決まってるだろ? 「愛してるから」 開き直りともとれる言葉。 自分のボキャブラリーの無さが情けない 今愛してると言っても、サスムの迷惑になるだけなのに 紡いでしまった言葉があまりにも稚拙で…逃げ出したい 「トッキ…此処に手を置いて下さい」 詰られると思って唇を噛んでいれば、意味の分からないサスムの言葉 此処、の意味を確認すれば…フェンス越しに伸ばされる指先 まるで手招きをしている様に、指が誘ってる
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