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「あの日…俺は守って」
「違います!」
立ち上がったサスムは…真っ青な顔をしてる
俺が言うだなんて、思わなかった?
言わないと…約束はしてなかっただけだろ
居場所も何もかも知ってたんだ。
何があったかも把握していた上で黙ってた
それがサスムの望みだと勝手にはき違えて
「サスムはあの日…」
紡ごうとした言葉を遮る様に、俺の腕を掴んでくる
零れそうな程涙を貯めて
見ていられない。
でも…話せば解決策は見いだせるよな?
「トッキ。サスム抱いていて」
俺が抱いていたら…サスムの為を思って口を閉ざしてしまいそうだったから
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