鈴雲

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誰も言葉を紡がない 正確には紡げない。 サスムと繋がってる手が震えてる 知られたく無くて俺だけに話すと…嫌わないで…探さないで…と 泣きながら…ただ泣きながら電話をしてきたサスム 止めろと…そんな事はしなくていいと言った 仕事なんかより、サスムの方が大事だから サスムから帰って来た言葉は…残酷な物だった 『じゃぁ…ヤンを生贄に差し出せば良いんですか!?僕には…出来ない…っ!』 何も言い返せなかった。 だから説得した。 仕事なんかよりサスム達を選ぶから…と だからするな、と 返ってきた言葉は… 『皆で頑張ってきた事を無駄に…?僕が我慢すれば円滑に事が運びます』 『嫌わないで…?軽蔑しないで…?僕は…汚れても…心は汚されません。ごめんなさい』 、
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