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ガチャリッ…
リビングの扉が開いた瞬間、俊也が抱きついてきた。
俊也「姉様~来るの遅いですよ~」
芽衣「ごめんね…俊也…」
今にも泣きそうな俊也を宥めていると…
秀徒「2人共、ソファーに座って話をしよう。芽衣も俊也も寮に入るんだ。暫く会えなくなるからな…」
麻子「そうよ…早くお話しましょう…?」
芽・俊「分かりました」
そう、私も俊也も寮なのだ。
それから、いくら時間が経ったか分からない程話した。
コンコン…
明仁「芽衣様、俊也様…そろそろお時間です」
時間が迫ってきたのか明仁さんが呼びに来てくれた。
秀徒「もう、そんな時間か…早いものだ…」
麻子「2人共、身体に気を付けるのよ」
芽・俊「はい。では、行って参ります…お父様、お母様…」
秀・麻「行ってらっしゃい」
そして、別れた。
私の両親は、どこか寂しそうだった。
芽衣「じゃあ、俊也…また会える日までね」
俊也「はい…姉様も…」
私たちは違う車(リムジン)に乗り込み、目的の場所へ向かっていった。
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