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狂って壊れていく
愛が怖くて
けどその不安定な立ち居地は
何処か心地よくて
なのに私は
満ち足りていなかった
あんたが居れば
痛みも嬉しいとか
言えたのに
あんたが居れば
不確かな未来だって
見えたはずのに
どうして居なくなったの?
息が出来ない
歩けない
立てない
骨まで響く冷たさに
震えてるわけじゃなくて
一人になる孤独感が
どうしようもなく怖かった
最後の最後に
私だけを見てくれた
それが嬉しくても
あんたの音が聞こえないなら
幸せなんて言えない
あの頃私は
満ち足りていなかったけど
あんたの音が溢れていたから
私は幸せだった
あんたを思い出すたび
この蓮の刻印が疼く
あんたの音が聞きたい
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