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そんな世界を見るのが嫌で働く事を諦めた僕等ニート。
我等が英雄は、そんな僕等を、汚点だ、恥じだ、と罵るけれど、結局のところ何も出来ていないこの現状。
僕等のいるビルの下の道には悪の根元、自動車に、やっぱりくたびれた表情の生ける屍達がいる。
僕等二人はそれを見て、また世界に愛想をつかして空を見る。
立ち上る煙草の煙が吸い込まれて行く青空はやっぱり二酸化炭素で汚れていた。
さぁ、悪いのは、僕等ニートか、日本の英雄か。
それとも、
この世界全てなのか
狂った明日を酸性雨が溶かしてくれたらいいのに!
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