たった一つの間違い

遺書

　
いつか僕は死んで、焼かれて灰になってしまうでしょう。

これは天地がひっくりかえったとしても揺るぎ無い事実。

だから僕は今君に伝えておきたいと思います。

僕が死んだら、君は泣かないで下さい。
僕が死んだら、やっぱり少し泣いて下さい。
僕が死んだら、悲しみに明け暮れる様な真似はしないで下さい。
僕が死んだら、思い出すのは年に一度だけで構いません。
僕が死んだら、出来れば誕生日に思い出してくれると嬉しい。
僕が死んだら、新しく君を大切にしてくれる人を見付けましょう。
僕が死んだら、間違っても後追いなんてしないでください。