◇Episode①前編

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「どうしたの!?その格好!?」 遥は心配して俺にきいてくれている… 泣きそうになるのを必死にこらえて 俺はとりあえずごまかして でも上手く言えなくて 涙があふれて 結局今日の出来事を話すはめになってしまった きき終わると遥は 「それ…酷い…先生に言ったほうが…私の方はなんともないよ…」 遥にはまだ手は出ていないらしい よかった でも俺は先生に言う気にはなれなかった… 今の担任はあんまり真剣に取り組んでくれないような人だし 何より俺のプライドが… ってもうプライドもなにもないけど でもやっぱり強がって… 『いや?大丈夫…それより明日一緒に帰ろう?俺今日はもう親…呼んだから濡れちゃったからさ』 本当は親何か呼んでない だけど嘘をついた
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