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「どうしたの!?その格好!?」
遥は心配して俺にきいてくれている…
泣きそうになるのを必死にこらえて
俺はとりあえずごまかして
でも上手く言えなくて
涙があふれて
結局今日の出来事を話すはめになってしまった
きき終わると遥は
「それ…酷い…先生に言ったほうが…私の方はなんともないよ…」
遥にはまだ手は出ていないらしい
よかった
でも俺は先生に言う気にはなれなかった…
今の担任はあんまり真剣に取り組んでくれないような人だし
何より俺のプライドが…
ってもうプライドもなにもないけど
でもやっぱり強がって…
『いや?大丈夫…それより明日一緒に帰ろう?俺今日はもう親…呼んだから濡れちゃったからさ』
本当は親何か呼んでない
だけど嘘をついた
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