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俺はと言えば、勉強ができる事が
その頃のとりえだった
毎回テストは100点!!
クラスでは当然1位
でも運動はまずまずだし
顔立ちが幼く
カッコイイより可愛いと言われる男の子だった
でも、この頃からすでに大人受けは良かった
その術は家庭のせいだと思われるが
大人とは仲良くなれても同年代と仲良くなれない
友人というものが、なかなかできない人見知りだった
そんな中、俺のとりえである勉強のおかげで遥と仲良くなったのだ
遥が分からない問題に直面し
偶然席が隣になったときに
「この問題分かる??」
そう遥に言われて
『あぁ…こうやってとけば』
と算数を教えたのをきっかけに
「うわぁ~すごいね!やっぱり勇介君!!ありがとう」
この時だろうか俺の遥への好きって気持ちが確信したのは
まぁ
それがきっかけで俺たちはどんどん仲良くなっていった
そして6月の梅雨の季節
いきなりの雨が降った
俺が帰ろうとしていると…隣に困った顔をしている遥がいた
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