23世紀から28世紀にかけての世界の変化

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[授かりし者]、それはある日突然に本来人間には存在しないものが体の一部に出現した者の総称である。22世紀の末に最初の[授かりし者]が現れて以来([授かりし者]という名称は、その人がとある宗教関連の偉い人だったからつけられただけであり、その後に宗教や心の在り方とは何の関係も無くアトランダムに[授けられる]事が分かってから、この呼び方を変えようと主張する人も少なくない)、次々に数を増し、28世紀となった今では世界人口50億人の内、約1%程度、つまりおよそ5000万人が[授かりし者]となっている 「この他にも世界には様々な色のものを[授かって]いる人がいますが、基本はこのくらいですね。[授かりし者]の人達の超現実的な能力のおかげで、当時とても大変だったエネルギーや地球環境の問題は少しずつ解消していきましたが、当時の科学者達は[授かりもの]の研究を許された極一部を除いた殆どが路頭に迷ったという話もあります。そして、それまでの人類が抱えていた問題が解消していくと同時に、また別の問題が発生して来たんだけれど、それは何だったで…」
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